2008年栽培
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作物名 | いんげんまめ | ||||||||
科 族 目 | まめ科ファセオルス属 | ||||||||
原産地方 | 中南アメリカ | ||||||||
作物特性 | カリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄、銅、マンガン、ビタミンA、B葉酸群、Cの含有量が多い | ||||||||
栽培特性 | カリウム:ナトリウムを対外に排出する効果のあるところからそれに伴う血圧の低下など生活習慣病予防に寄与 | ||||||||
マグネシウム:造骨に必要とされ、又自律神経の安定に寄与し各種生活習慣病を予防する | |||||||||
鉄:赤血球を構成するヘモクロビンの成分で体内に酸素を供給する重要な働きがあり不足すると貧血症になる | |||||||||
銅:赤血球を作るのに触媒としての作用があり、鉄とのバランスの取れた摂取が必要 | |||||||||
マンガンはエネルギー代謝に必要な酵素や生体維持の為の各種酵素の成分として必要ミネラル | |||||||||
ビタミンAは視神経を活発化するとともに美肌にも効果があるといわれている | |||||||||
ビタミンB群、葉酸はブドウ糖、脂肪、タンパク質を効率よく熱に換えたり、細胞の増殖に重要な働きをしている | |||||||||
葉酸は造血作用に働いて健全な血液を作り出す | |||||||||
ビタミンCは抗酸化作用があり活性酸素の増加を防ぎ抗癌作用があるといわれている | |||||||||
つるあり、つるなしとも外観は違いが少ない」が収穫期間はつるありのほうが長期 | |||||||||
江戸初期中国から来日の際隠元禅師が伝えた通説がある 命名いんげん豆 | |||||||||
品種等 | ケンタッキーワンダー、つるなし初みどり、モロッコ、モンスター | ||||||||
生育土壌 | pH6〜7 | ||||||||
播種時期 | 4月〜5月 8月 | ||||||||
植付時期 | 5月 8月〜9月 | ||||||||
発芽地温 | 15〜25℃ | ||||||||
生育温度 | 15〜25℃ | ||||||||
収穫時期 | 7月 10月〜11月 | ||||||||
保存方法 | 常温 加熱後冷凍 | ||||||||
いんげんまめ | 単位は上段を除き100g当りmg(mg/100g) | 日本食品標準成分表より | |||||||
構成物質 | 熱量(Cal) | 水分g | タンパク質g | 脂質g | 炭水化物g | 灰分g | |||
摂取目安 | 2500 | 60 | 70 | 400 | |||||
生・果実 | 23 | 92.2 | 1.8 | 0.1 | 5.1 | 0.8 | |||
ゆで・果実 | 26 | 91.7 | 1.8 | 0.2 | 5.5 | 0.8 | |||
乾燥・果実 | 333 | 16.5 | 19.9 | 2.2 | 57.8 | 3.6 | |||
無機質 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | マグネシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 | 銅 | マンガン |
摂取目安 | 4000≧ | 2500 | 1000 | 350 | 1000 | 10 | 10 | 1 | 4 |
生・果実 | 1 | 260 | 48 | 23 | 41 | 0.7 | 0.3 | 0.06 | 0.33 |
ゆで・果実 | 1 | 270 | 57 | 22 | 43 | 0.7 | 0.3 | 0.06 | 0.34 |
乾燥・果実 | 1 | 1500 | 130 | 150 | 400 | 6 | 2.5 | 0.75 | 0.54 |
ビタミン | A(カロテン) | A(レチノール) | B1 | B2 | ナイアシン | B6 | B12 | C | D |
摂取目安 | 0.7 | 1.5 | 1.5 | 15 | 1.5 | 0.0024 | 100 | 0.005 | |
生・果実 | 0.59 | 0.049 | 0.06 | 0.11 | 0.6 | 0.07 | 0 | 8 | 0 |
ゆで・果実 | 0.58 | 0.048 | 0.06 | 0.1 | 0.5 | 0.07 | 0 | 6 | 0 |
乾燥・果実 | 0.012 | 0.001 | 0.5 | 0.2 | 2 | 0.36 | 0 | Tr | 0 |
ビタミン | E | K | 葉酸 | パントテン酸 | |||||
摂取目安 | 10 | 0.07 | 0.25 | 7 | |||||
生・果実 | 0.6 | 0.06 | 0.05 | 0.17 | |||||
ゆで・果実 | 0.6 | 0.051 | 0.053 | 0.16 | |||||
乾燥・果実 | 2.2 | 0.008 | 0.085 | 0.63 | |||||
脂肪酸 | 飽和 | 1価不飽和 | 多価不飽和 | コレステロール | |||||
摂取目安 | 750≧ | ||||||||
生・果実 | - | - | - | Tr | |||||
ゆで・果実 | - | - | - | Tr | |||||
乾燥・果実 | 250 | 190 | 790 | 0 | |||||
食物繊維 | 水溶性 | 不溶性 | 食塩相当 | 硝酸窒素 | |||||
摂取目安 | 25000 | 10(g)≧ | |||||||
生・果実 | 300 | 2100 | 2400 | 0 | Tr | ||||
ゆで・果実 | 600 | 2000 | 2600 | 0 | Tr | ||||
乾燥・果実 | 3300 | 16000 | 19300 | 0 | - | ||||
摂取目安 : 普通活動成人男子の目安 (女子、少年、活動状態により加減) | |||||||||
病気 | 適用薬剤 | 殺菌剤ページへ | |||||||
土壌障害 | 土壌消毒(クロルピクリン) 輪作 親苗の健全採苗 地下水位を下げる | ||||||||
灰色かび病 | ロブラール スミレックス水和剤 | ||||||||
斑点細菌病 | |||||||||
菌核病 | スミレックス水和剤 トップジンM水和剤 ベンレート水和剤 ロブラール | ||||||||
疫病 | |||||||||
炭疽病 | ジマンダイセン水和剤 トップジンM水和剤 オーソサイド水和剤 ベルクート水和剤 ベンレート水和剤 バイコラール水和剤 | ||||||||
軟腐病 | |||||||||
褐斑細菌病 | |||||||||
黒星病 | |||||||||
うどんこ病 | ベルクート水和剤 カリグリーン | ||||||||
べと病 | |||||||||
褐斑病 | ベルクート水和剤 | ||||||||
つる枯病 | |||||||||
さび病 | カリグリーン バイレトン水和剤 | ||||||||
黒腐病 | |||||||||
果実陥没病 | |||||||||
果実汚斑細菌病 | |||||||||
白斑病 | |||||||||
苗立枯病 | トップジンM水和剤 | ||||||||
萎黄病 | |||||||||
黒斑病 | |||||||||
角斑病 | トップジンM水和剤 ベンレート水和剤 | ||||||||
かさ枯苗 | Zボルドー水和剤 カッパーシン水和剤 | ||||||||
害虫 | 適用薬剤 | 殺虫剤ページへ | |||||||
ハダニ類 | マラソン乳剤 テデオン水和剤 | ||||||||
タバココナジラミ | |||||||||
シロイチモジヨトウ | スミチオン乳剤 | ||||||||
ハスモンヨトウ | |||||||||
ヨトウムシ | トアローCT エスマルクDF | ||||||||
コナガ | トアローCT エスマルクDF | ||||||||
アオムシ | トアローCT エスマルクDF | ||||||||
オオタバコガ | エスマルクDF | ||||||||
アブラムシ類 | マラソン乳剤 スミチオン乳剤 オルトラン水和剤 | ||||||||
ネグサレセンチュウ | ネマトリンエース | ||||||||
ネコブセンチュウ | |||||||||
アザミウマ類 | マラソン乳剤 | ||||||||
ミナミキイロアザミウマ | アタブロン乳剤 | ||||||||
ミカンキイロアザミウマ | |||||||||
タネバエ | ダイアジノン粒剤 | ||||||||
ハモグリバエ類 | アファーム乳剤 マラソン乳剤 | ||||||||
マメハモグリバエ | アファーム乳剤 | ||||||||
マダラメイガ | スミチオン乳剤 | ||||||||
コガネムシ類幼虫 | ダイアジノン粒剤 マラソン乳剤 | ||||||||
マメシンクイガ | マラソン乳剤 スミチオン乳剤 | ||||||||
ダイズサヤタネバエ | スミチオン乳剤 | ||||||||
マメヒメサヤムシガ | スミチオン乳剤 | ||||||||
カメムシ類 | スミチオン乳剤 |
マメコガネ
セスジスズメガ幼虫
モザイク病 (ウィルス)
ミツバチ 益虫
バッタ
つるありいんげん
かさ枯病 (細菌)
かさ状に病班が垂れ下がる
かさ枯病
根腐病 (糸状菌)
育苗中の発病
根腐病?
根部の様子
角斑病 (糸状菌)
葉脈に囲まれた褐色病斑
さやいんげんは、ツル有りとツル無があります。ツル有いんげんは長期に下段から収穫できるため50〜60日の収穫期間があります。一方ツル無は収穫時期が一時になるために消費できないきらいがあります。ただし、種まきをすらし、収穫を平滑にして長期採りにできることがあります。
3月下旬から4月上旬にかけて3〜4号ポットに3粒ほど種をまきます。この頃の温度は発芽温度(15度以上)にはなっていないので、加温、保温して発芽させます。加温方法としては、トンネルの二重被覆が適当な温度になりますが、夜間の保温は衣装ケースをさかさまにして、水を入れた2?ペットボトルと一緒に被せてトンネル内におきます。ペットボトルの片面を黒のスプレー塗料で塗っておくと若干水の温度が上がっているような気がします。
地温の低下を防ぐために夕方の灌水は厳禁です。衣装ケース内は昼間は熱くなりますが、ペットボトルがその熱を適度に吸収してくれるので思った以上に上がりません。ペットボトルは太陽熱で15℃以上になっているので、苗が枯れることはありませんでした。
五月になったら根が回りきらないうちに風が弱い穏やかな日に速やかに定植します。定植場所は1月前に黒マルチを張っておき、支柱を立てツル用ネットを設置しておきます。定植後根鉢の回りに灌水し鉢土との間を埋めるようにします。この時の水は同居していたペットボトルの水を使い、わずかでも温度の高い方が根に優しい。
生長してきたらツルを適当な所でネットに柔らかく誘引する。ツルの巻つきが弱いときはツル先をネットに絡ませてやります。盛夏を迎える前までが収穫の適期で、夏は花付が悪くなって収穫が極端に落ちてしまいます。
期間中に病気や害虫が発生し、適当な防除を怠ると栽培期間が早く終わってしまう野菜です。(根腐れ病、モザイク病、傘枯れ病等)葉に出た病気は摘葉して病気の拡散を防ぎ、追肥を葉の色を見ながら適宜施します。
風雨に特に弱い作物ですので、それらを考慮して圃場を決めることも重要なことです。又、連作にも弱い野菜です。
6月12日
種まき
6月18日
発芽 温度高く早く発芽
6月28日
定植 とうもろこしの後作
7月10日
順調に生育
8月5日
つる棚一杯に繁る 夏の高温で花落ちが多い
8月25日
収穫 形が良くない
9月14日
着果が回復してくる 8月初旬種まきが正解
9月16日
収穫
10月3日
最後の収穫 圃場の整理