2009年6月11日
2007年10月17日
採苗後定植圃場 マルチング
12月19日
不織布でトンネル保温
2008年3月17日
地上部の生育はない
4月12日
茎葉の成長が盛
5月1日
最初の果実 蜂が来なく受粉が良くない
5月6日
晴天が続いて赤みが増す
5月14日
収穫
5月19日
摘果ができなく粒が小さいイチゴ
5月24日
大小取り混ぜ 種は同じ株 収穫は終わりに近づく
2009年6月11日
採苗 ポットに鉢受け採苗 2009年採苗写真
2008年栽培
5/6
5/1
4/12
5/14
5/19
5/24
2008/3/17
12/19
2007/10/17
作物名 | いちご | ||||||||
科 族 目 | ばら科いちご族 | ||||||||
原産地方 | アメリカ大陸(栽培種)外世界各地 | ||||||||
作物特性 | ビタミンCが抜きん出て多くほかの要素(葉酸を除く)は記すべきものがない | ||||||||
栽培特性 | ビタミンCは抗酸化作用があり活性酸素の増加を防ぎ抗癌作用があるといわれている | ||||||||
葉酸は造血作用に働いて健全な血液を作り出す | |||||||||
栽培技術が進み施設栽培が多くなった事で最多収穫時期は冬季〜早春に移っている | |||||||||
営農での露地栽培は病害虫や収益の観点から見られなくなった | |||||||||
家庭菜園での露地栽培は品質、収量共良くないが、果実の印象が良く多くの人により栽培されている | |||||||||
施設栽培では受粉昆虫(マルハナ蜜蜂)の減少や施設外流出など自然環境の問題も起きている | |||||||||
小肥料より多肥料栽培に生育障害が多いとされ、それらのバランスに注意をする | |||||||||
家庭菜園での採苗は2〜2.5号ポットの鉢受採苗がやり易い | |||||||||
霜柱のたつ地域では株元に切り藁やもみ殻で根の浮き上がりを防ぐ | |||||||||
春先の密生に注意し風通しを心がけ病葉や無駄花、不用ランナーなど早めに取り除く | |||||||||
病害虫に弱いので注意し対策を立てる 薬剤による防除は収穫花蕾発生を持って終了する | |||||||||
品種等 | 宝幸早生 とちおとめ 女峰 さちのか 章姫 とよのか | ||||||||
生育土壌 | pH6 水持ち良く通気性がある(土壌乾燥に注意する) | ||||||||
採苗時期 | 8月 | ||||||||
植付時期 | 9月〜10月 | ||||||||
発芽地温 | |||||||||
生育温度 | 20〜25℃ | ||||||||
収穫時期 | 5月〜6月 | ||||||||
保存方法 | 果実重以上の圧力がかからないようにする | ||||||||
いちご | 単位は上段を除き100g当りmg(mg/100g) | 日本食品標準成分表より | |||||||
構成物質 | 熱量(Cal) | 水分g | タンパク質g | 脂質g | 炭水化物g | 灰分g | |||
摂取目安 | 2500 | 60 | 70 | 400 | |||||
生・果実 | 34 | 90 | 0.9 | 0.1 | 8.5 | 0.5 | |||
無機質 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | マグネシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 | 銅 | マンガン |
摂取目安 | 4000≧ | 2500 | 1000 | 350 | 1000 | 10 | 10 | 1 | 4 |
生・果実 | Tr | 170 | 17 | 13 | 31 | 0.3 | 0.2 | 0.05 | 0.2 |
ビタミン | A(カロテン) | A(レチノール) | B1 | B2 | ナイアシン | B6 | B12 | C | D |
摂取目安 | 0.7 | 1.5 | 1.5 | 15 | 1.5 | 0.0024 | 100 | 0.005 | |
生・果実 | 0.018 | 0.001 | 0.03 | 0.02 | 0.4 | 0.04 | 0 | 62 | 0 |
ビタミン | E | K | 葉酸 | パントテン酸 | |||||
摂取目安 | 10 | 0.07 | 0.25 | 7 | |||||
生・果実 | 0.6 | 0 | 0.09 | 0.33 | |||||
脂肪酸 | 飽和 | 1価不飽和 | 多価不飽和 | コレステロール | |||||
摂取目安 | 750≧ | ||||||||
10 | 10 | 50 | 0 | ||||||
食物繊維 | 水溶性 | 不溶性 | 食塩相当 | 硝酸窒素 | |||||
摂取目安 | 10(g)≧ | ||||||||
100 | 200 | 0 | |||||||
摂取目安 : 普通活動成人男子の目安 (女子、少年、活動状態により加減) | |||||||||
病気 | 適用薬剤 | 殺菌剤ページへ | |||||||
土壌障害 | 土壌消毒(クロルピクリン) 輪作 親苗の健全採苗 地下水位を下げる | ||||||||
灰色かび病 | ロブラール スミレックス水和剤 ポリオキシンAL オーソサイド水和剤 | ||||||||
斑点細菌病 | Zボルドー水和剤 | ||||||||
菌核病 | スミレックス水和剤 | ||||||||
疫病 | リドミル粒剤 | ||||||||
炭疽病 | ジマンダイセン水和剤 オーソサイド水和剤 ベルクート水和剤 ベンレート水和剤 バイコラール水和剤 | ||||||||
軟腐病 | Zボルドー水和剤 | ||||||||
褐斑細菌病 | Zボルドー水和剤 | ||||||||
黒星病 | |||||||||
うどんこ病 | ストロビーフロアブル ベルクート水和剤 モレスタン水和剤 カリグリーン サプロール乳剤 ポリオキシンAL トリフミン水和剤 | ||||||||
べと病 | Zボルドー水和剤 | ||||||||
褐斑病 | |||||||||
つる枯病 | |||||||||
さび病 | カリグリーン | ||||||||
黒腐病 | Zボルドー水和剤 | ||||||||
果実陥没病 | |||||||||
果実汚斑細菌病 | |||||||||
白斑病 | トップジンM水和剤 ダコニール1000 | ||||||||
フザリウム立枯病 | トリフミン水和剤 | ||||||||
萎黄病 | ベンレート水和剤 トップジンM水和剤 | ||||||||
黒斑病 | ロブラール | ||||||||
じゃのめ病 | ジマンダイセン水和剤 トリフミン水和剤 | ||||||||
芽枯病 | オーソサイド水和剤 | ||||||||
害虫 | 適用薬剤 | 殺虫剤ページへ | |||||||
ハダニ類 | マラソン乳剤 アファーム乳剤 オサダン水和剤 テデオン水和剤 ネマトリンエース | ||||||||
タバココナジラミ | |||||||||
オンシツコナジラミ | |||||||||
ハスモンヨトウ | アファーム乳剤 アタブロン乳剤 ネキリトンK | ||||||||
ヨトウムシ | トアローCT アファーム乳剤 エスマルクDF | ||||||||
コナガ | トアローCT エスマルクDF | ||||||||
アオムシ | トアローCT エスマルクDF | ||||||||
オオタバコガ | アファーム乳剤 エスマルクDF | ||||||||
アブラムシ類 | マラソン乳剤 スミチオン乳剤 | ||||||||
ネグサレセンチュウ | ネマトリンエース | ||||||||
ネコブセンチュウ | |||||||||
アザミウマ類 | |||||||||
ミナミキイロアザミウマ | マラソン乳剤 アタブロン乳剤 | ||||||||
ミカンキイロアザミウマ | |||||||||
タネバエ | |||||||||
ハモグリバエ類 | |||||||||
ナメクジ カタツムリ類 | |||||||||
コガネムシ類幼虫 | ダイアジノン粒剤 | ||||||||
スジブトホコリダニ | |||||||||
ケラ ネキリムシ類 | |||||||||
ウリノメイガ | |||||||||
ウリハムシ |
ドクガ幼虫
変形果 受粉不良
苗を購入するか、株から発生するつる(ランナー)に付く子苗を採種、育苗して定植する。家庭菜園での子苗の採取は発生したつるの下にポットを置き(鉢受け法)、根付くのを待って切り離し育苗する子苗のつる両端は、親苗方向を長くして切断し、反対方向は株近くで切断します。花芽、果実は短く切った方向に萌芽し伸びるので、定植時に圃場に合わせ植えつけます。つまり、長く切った方を通路側(管理側)の反対に向けて植え付けをします。
鉢受けポットは2号位が扱いやすく根張りを確認してから仮定植するか、4号ポットに植え替えます。定植床は酸度、肥料を適宜施し良く土と混ぜ遅くとも定植一月前までに用意しておきます。化成肥料を施す時は窒素、燐酸で12g/1u位とし、前作物の残存肥料を考慮して施します。8:8:8 化成肥料では約150gが全量ですが堆肥等有機肥料分を差し引いて施し、様子を見ながら追肥で対応します。
定植は苗中央部の生長部を埋めないようにし、長く切った方向を高めに少し傾斜をつけると果実が揃いやすいです。また露地栽培では雨水がたまりにくくなります。2月中旬頃に枯葉、病葉、雑草を取り除き株元を整理するとともに必要ならば追肥を施します。同時期に黒ビニールでマルチをして病害を予防し、地温を高め収穫に備えます。
近年開花期に蜂が飛ばなくなってきていますので、人工授粉が必要になってきましたので筆などを用意しておきます。自然任せですと受粉が行渡らず変形果となりますし、着色も綺麗になりません。マルチ上に雨水がたまると病気になりやすく、溜まった箇所を見つけたらビニールに穴を開け逃がすようにします。
イチゴ家庭露地栽培は収穫期間も短く、手間もかかり、収量も高く望めないので割の合わない作物の筆頭です。それでも栽培している人が多いのは香りと、甘味と、赤い果実が魅力なのでしょうかね。
近年栽培品種の登録が多くいろいろな品種が地方特産物として栽培されていますが、その多くが品種登録特許になっており、それら店頭販売品種は栽培することが出来ません。それでも自家消費のみとして苗の販売している品種も見られます。イチゴ大国栃木の「とちおとめ」は特許期間が過ぎたので、一般苗の販売も多くなるかもしれません。
いちご
灰色かび病 (糸状菌)
灰色かび病
灰色かび病
輪斑病 (糸状菌)
輪斑病
輪斑病
葉枯病 (糸状菌)