作物名 | カラーピーマン | ||||||||
科 族 目 | なす科とうがらし属 | ||||||||
原産地方 | 中、南アメリカ | ||||||||
作物特性 | カリウム、ビタミンA(βカロテン)B(葉酸)、C、E、K、を多く含みます | ||||||||
栽培特性 | カリウムはナトリウムを対外に排出する効果のあるところからそれに伴う血圧の低下など生活習慣病予防に寄与 | ||||||||
ビタミンAは視神経を活発化するとともに美肌にも効果があるといわれている | |||||||||
ビタミンB群、葉酸はブドウ糖、脂肪、タンパク質を効率よく熱に換えたり、細胞の増殖に重要な働きをしている | |||||||||
葉酸は造血作用に働いて健全な血液を作り出す | |||||||||
ビタミンCは抗酸化作用があり活性酸素の増加を防ぎ抗癌作用があるといわれている | |||||||||
ビタミンEは抗酸化作用があり、活性酸素を押さえ老化や悪玉コレステロールによる血管障害など生活習慣病の予防 | |||||||||
ビタミンKは血小板の働きを助けたり造骨作用を活性化し、骨粗しょう症の改善や予防の働きがある | |||||||||
品種等 | セニョリータレット(小形パプリカ)ソニアミックス(大型赤、黄、橙ピーマン) | ||||||||
生育土壌 | pH6.5〜7 水持ち良く通気性がある(土壌乾燥に注意する) | ||||||||
播種時期 | 3月 | ||||||||
植付時期 | 5月 | ||||||||
発芽地温 | 25〜30℃ | ||||||||
生育温度 | 25 | ||||||||
収穫時期 | 8月〜10月 | ||||||||
保存方法 | 適湿常温 | ||||||||
カラーピーマン 赤 | 単位は上段を除き100g当りmg(mg/100g) | 日本食品標準成分表より | |||||||
構成物質 | 熱量(Cal) | 水分g | タンパク質g | 脂質g | 炭水化物g | 灰分g | |||
摂取目安 | 2500 | 60 | 70 | 400 | |||||
生・果実 | 30 | 91.1 | 1 | 0.2 | 7.2 | 0.5 | |||
油炒め | 73 | 86.6 | 1 | 4.3 | 7.6 | 0.5 | |||
無機質 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | マグネシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 | 銅 | マンガン |
摂取目安 | 4000≧ | 2500 | 1000 | 350 | 1000 | 10 | 10 | 1 | 4 |
生・果実 | Tr | 210 | 7 | 10 | 22 | 0.4 | 0.2 | 0.03 | 0.13 |
油炒め | Tr | 220 | 7 | 10 | 24 | 0.7 | 0.2 | 0.03 | 0.14 |
ビタミン | A(カロテン) | A(レチノール) | B1 | B2 | ナイアシン | B6 | B12 | C | D |
摂取目安 | 0.7 | 1.5 | 1.5 | 15 | 1.5 | 0.0024 | 100 | 0.005 | |
生・果実 | 1.1 | 0.088 | 0.06 | 0.14 | 1.2 | 0.37 | 0 | 170 | 0 |
油炒め | 1.1 | 0.092 | 0.06 | 0.16 | 1.2 | 0.39 | 0 | 180 | 0 |
ビタミン | E | K | 葉酸 | パントテン酸 | |||||
摂取目安 | 10 | 0.07 | 0.25 | 7 | |||||
生・果実 | 4.7 | 0.007 | 0.068 | 0.28 | |||||
油炒め | 4.8 | 0.007 | 0.071 | 0.29 | |||||
脂肪酸 | 飽和 | 1価不飽和 | 多価不飽和 | コレステロール | |||||
摂取目安 | 750≧ | ||||||||
生・果実 | - | - | - | 0 | |||||
油炒め | 450 | 1690 | 1680 | 0 | |||||
食物繊維 | 水溶性 | 不溶性 | 食塩相当 | 硝酸窒素 | |||||
摂取目安 | 25000 | 10(g)≧ | |||||||
生・果実 | 500 | 1100 | 1600 | 0 | 0 | ||||
油炒め | 500 | 1100 | 1600 | 0 | 0 | ||||
摂取目安 : 普通活動成人男子の目安 (女子、少年、活動状態により加減) | |||||||||
病気 | 適用薬剤 | 殺菌剤ページへ | |||||||
土壌障害 | 土壌消毒(クロルピクリン) 輪作 親苗の健全採苗 地下水位を下げる | ||||||||
灰色かび病 | ロブラール スミレックス水和剤 | ||||||||
斑点細菌病 | Zボルドー水和剤 カッパーシン水和剤 | ||||||||
斑点病 | カッパーシン水和剤 | ||||||||
菌核病 | スミレックス水和剤 ロブラール | ||||||||
疫病 | リドミル粒剤 | ||||||||
炭疽病 | |||||||||
軟腐病 | Zボルドー水和剤 | ||||||||
褐斑細菌病 | Zボルドー水和剤 カッパーシン水和剤 | ||||||||
黒星病 | |||||||||
うどんこ病 | バイレトン水和剤 ストロビーフロアブル サプロール乳剤 モレスタン水和剤 カッパーシン水和剤 | ||||||||
カリグリーン トリフミン水和剤 | |||||||||
べと病 | Zボルドー水和剤 | ||||||||
褐斑病 | |||||||||
つる枯病 | |||||||||
さび病 | カリグリーン | ||||||||
黒腐病 | Zボルドー水和剤 | ||||||||
茎疫病 | |||||||||
輪紋病 | |||||||||
黒枯病 | ストロビーフロアブル トップジンM水和剤 | ||||||||
害虫 | 適用薬剤 | 殺虫剤ページへ | |||||||
ハダニ類 | マラソン乳剤 | ||||||||
タバココナジラミ | |||||||||
オンシツコナジラミ | |||||||||
ハスモンヨトウ | アタブロン乳剤 | ||||||||
ヨトウムシ | エスマルクDF トアローCT | ||||||||
コナガ | エスマルクDF トアローCT | ||||||||
アオムシ | エスマルクDF トアローCT | ||||||||
オオタバコガ | エスマルクDF アタブロン乳剤 アファーム乳剤 | ||||||||
アブラムシ類 | マラソン乳剤 オルトラン粒剤 アドマイヤー水和剤 アルバリン顆粒 | ||||||||
ダイズシストセンチュウ | |||||||||
ネコブセンチュウ | ネマトリンエース | ||||||||
カメムシ類 | |||||||||
アザミウマ類 | |||||||||
ミナミキイロアザミウマ | アドマイヤー水和剤 アタブロン乳剤 アルバリン顆粒 | ||||||||
ミカンキイロアザミウマ | |||||||||
タネバエ | |||||||||
ハモグリバエ類 | |||||||||
ナメクジ カタツムリ類 | ナメキット | ||||||||
コガネムシ類幼虫 | ダイアジノン粒剤 | ||||||||
マメシンクイガ | |||||||||
ケラ ネキリムシ類 | ダイアジノン粒剤 | ||||||||
アズキノメイガ | |||||||||
ウリハムシ | |||||||||
チャノホコリダニ | モレスタン水和剤 |
ピーマンと同じく高温を好む野菜です。発芽温度も高く25℃以上を必要とします。収穫までの期間は完熟期間を含めると長いので2〜3月初旬までに播種する必要があります。
発芽及び育苗は長期にわたるのでそれなりの設備や工夫を要し途中の温度管理により失敗することがある。4月に入ってから苗を購入し、定植まで植え替えを行いながら育苗、五月中旬に定植する行程が一番無難に栽培収穫できると思います。
ピーマンが未熟果を収穫するのに対してカラーピーマンは完熟し黄色、橙色、赤色になった時収穫します。大きさも普通ピーマンと比較すると約3倍の重量にもなりますので、茎が折れやすく早めの整枝を行い、また茎の末端に近い果実は熟期が長くなるので摘果し茎の負担を軽くしてやります。
完熟までの期間も長くピーマンの約2〜3倍かかります。定植時の地温を上げておくと結果的に栽培期間を長く取れるのでその準備をしておくのも良いと思います。
未熟果のうちに形のよいものを株当たり6〜8個選択し完熟に向かわせ、その他は未熟果で収穫します。栽培期間が長い分だけ病虫害の被害が多くなり果実の少ない分注意が必要です。
小型のパプリカで「セニョリータ」と名付けられた品種が販売されています。此方はピーマンと同等な感覚で栽培できたと思っていますが、害虫の被害が目立ちました。管理の悪さにも大きな原因があると思っていますが、果実を虫たちも好んでいるようでした。
モザイク病 (ウィルス)
モザイク病
尻腐れ症 (整理障害)
灰色かび病 (糸状菌)
虫食い痕から発病した果実
ハスモンヨトウ 老齢幼虫
オオタバコガ 若齢幼虫
ハスモンヨトウ
ハスモンヨトウ
3/7
3/26
4/2
4/28
6/1
7/8
7/20
7/31
8/11
9/2
10/18
11/21
2008年栽培
3月7日
種まき ピーマン、シシトウ、カラーピーマンとスイカ、ジャンボスイカ