発芽は温度(20〜25℃)と10日以上の期間が必要です。
種が小さく赤玉土の細粒位の土壌では覆土をしない好光性の種です。
保水性のよい蒔き土で発芽まで乾燥しないようにしします。
発芽は思った以上に良くはないので、苗を購入する事をお勧めします。
家庭菜園では葉を利用する場合2〜4株もあれば十分で、株間1mを確保する圃場が必要です。
花穂を利用する場合は、シソ葉収穫の副産物位の感覚でいいと思います。
定植時、苗が小さいのでその半分程度の株間で植えてしまいがちですが、結果は良くないことが多かった。
草丈が成長している時に大葉できれいな葉が展開するので早期の収穫がよいと思います。
緑か濃くなった下方の葉は、大きな葉であっても香りが少ないので良いものではありませんでした。
頂葉から10枚目位までの若緑色大葉を収穫します。
秋に入り花芽が出来てくると葉が小さくなり、
又、病虫害も多く虫食い葉などの収穫不適(薬味などカット使用はOK)な状態となってきます。
大葉で収穫して塩蔵して(冷蔵庫)おきますと長い間利用する事ができます。(薬味としては不適です)
大きめの鉢植え株を秋口から室内光に照らされる場所に置くと11月頃まで大葉収穫できます。
また、玄関の外灯(10〜15w蛍光灯)程度にも感応しますので、玄関脇も良い場所かと思います。
ただし、いずれも片方向からの光の時は反対側の半分は穂がついてしまいますので、反転させてやる必要があります。
穂実も収穫塩蔵する事ができますので試してはいかがでしょうか。(塩割合を20%で常温保存できました)
作物名 | しそ | ||||||||
科 族 目 | しそ科しそ属 | ||||||||
原産地方 | 東南アジア、中国 | ||||||||
作物特性 | K、Ca、Fe、Cu、Mn、ビタミンA(βカロテン)、Bアナイシン葉酸群、C、E、K、食物繊維を多く含む | ||||||||
栽培特性 | カリウム:ナトリウムを対外に排出する効果のあるところからそれに伴う血圧の低下など生活習慣病予防に寄与 | ||||||||
カルシウム:体を支える骨格や歯などを構成する重要なミネラルで不足すると骨の弱体を招く | |||||||||
鉄:赤血球を構成するヘモクロビンの成分で体内に酸素を供給する重要な働きがあり不足すると貧血症になる | |||||||||
銅:赤血球を作るのに触媒としての作用があり、鉄とのバランスの取れた摂取が必要 | |||||||||
マンガン:エネルギー代謝に必要な酵素や生体維持の為の各種酵素の成分として必要ミネラル | |||||||||
食物繊維は主に消化器官を適切な状態に保つと共に、それによって各種の生活習慣病の予防に寄与している | |||||||||
ビタミンA、(βカロテン)は視神経を活発化するとともに美肌にも効果があるといわれている | |||||||||
カロテンは色素成分で活性酸素を阻害する抗酸化作用があり、生活習慣病予防や免疫を強化する働きがある | |||||||||
カロテン含有量は野菜中トップクラス、ビタミンKも極多、但し100g当りですので総量としては多くて1/10位 | |||||||||
ビタミンBアナイシン葉酸群はブドウ糖、脂肪、タンパク質を効率よく熱に換えたり、細胞の増殖に重要な働きをしている | |||||||||
葉酸は造血作用に働いて健全な血液を作り出す | |||||||||
ビタミンCは抗酸化作用があり活性酸素の増加を防ぎ抗癌作用があるといわれている | |||||||||
ビタミンEは抗酸化作用があり、活性酸素を押さえ老化や悪玉コレステロールによる血管障害など生活習慣病の予防 | |||||||||
ビタミンKは血小板の働きを助けたり造骨作用を活性化し、骨粗しょう症の改善や予防の働きがある | |||||||||
品種等 | 赤しそ、青しそ | ||||||||
生育土壌 | pH6〜7 水持ち良く通気性がある | ||||||||
播種時期 | 4月〜5月 | ||||||||
植付時期 | 5月 | ||||||||
発芽地温 | 15〜25℃ | ||||||||
生育温度 | 15〜25℃ | ||||||||
収穫時期 | 適宜 | ||||||||
保存方法 | 適湿常温 塩蔵 | ||||||||
しそ | 単位は上段を除き100g当りmg(mg/100g) | 日本食品標準成分表より | |||||||
構成物質 | 熱量(Cal) | 水分g | タンパク質g | 脂質g | 炭水化物g | 灰分g | |||
摂取目安 | 2500 | 60 | 70 | 400 | |||||
生・葉 | 37 | 86.7 | 3.9 | 0.1 | 7.5 | 1.7 | |||
生・実 | 41 | 85.7 | 3.4 | 0.1 | 8.9 | 1.9 | |||
無機質 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | マグネシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 | 銅 | マンガン |
摂取目安 | 4000≧ | 2500 | 1000 | 350 | 1000 | 10 | 10 | 1 | 4 |
生・葉 | 1 | 500 | 230 | 70 | 70 | 1.7 | 1.3 | 0.2 | 2.01 |
生・実 | 1 | 300 | 100 | 71 | 85 | 1.2 | 1 | 0.52 | 1.35 |
ビタミン | A(カロテン) | A(レチノール) | B1 | B2 | ナイアシン | B6 | B12 | C | D |
摂取目安 | 0.7 | 1.5 | 1.5 | 15 | 1.5 | 0.0024 | 100 | 0.005 | |
生・葉 | 11 | 0.88 | 0.13 | 0.34 | 1 | 0.19 | 0 | 26 | 0 |
生・実 | 2.6 | 0.22 | 0.09 | 0.16 | 1.8 | 0.12 | 0 | 5 | 0 |
ビタミン | E | K | 葉酸 | パントテン酸 | |||||
摂取目安 | 10 | 0.07 | 0.25 | 7 | |||||
生・葉 | 3.9 | 0.69 | 0.11 | 1 | |||||
生・実 | 4.9 | 0.19 | 0.072 | 0.8 | |||||
脂肪酸 | 飽和 | 1価不飽和 | 多価不飽和 | コレステロール | |||||
摂取目安 | 750≧ | ||||||||
生・葉 | - | - | - | 0 | |||||
生・実 | - | - | - | 0 | |||||
食物繊維 | 水溶性 | 不溶性 | 食塩相当 | 硝酸窒素 | |||||
摂取目安 | 25000 | 10(g)≧ | |||||||
生・葉 | 800 | 6500 | 7300 | 0 | 100 | ||||
生・実 | 800 | 8100 | 8900 | 0 | Tr | ||||
摂取目安 : 普通活動成人男子の目安 (女子、少年、活動状態により加減) | |||||||||
病気 | 適用薬剤 | 殺菌剤ページへ | |||||||
土壌障害 | 土壌消毒(クロルピクリン等) 輪作 親苗の健全採苗 地下水位を下げる | ||||||||
灰色かび病 | |||||||||
斑点細菌病 | Zボルドー水和剤 | ||||||||
菌核病(花穂) | ベンレート水和剤 | ||||||||
疫病 | |||||||||
炭疽病 | |||||||||
軟腐病 | Zボルドー水和剤 | ||||||||
褐斑細菌病 | Zボルドー水和剤 | ||||||||
黒星病 | |||||||||
うどんこ病 | カリグリーン | ||||||||
べと病 | Zボルドー水和剤 | ||||||||
褐斑病 | |||||||||
つる枯病 | |||||||||
白さび病 | |||||||||
さび病 | トリフミン水和剤 カリグリーン | ||||||||
白斑病 | |||||||||
黒斑病 | |||||||||
黒腐病 | Zボルドー水和剤 | ||||||||
果実陥没病 | |||||||||
果実汚斑細菌病 | |||||||||
花蕾腐敗病 | |||||||||
株腐病 | |||||||||
根こぶ病 | |||||||||
茎枯病 | |||||||||
苗立枯病 | |||||||||
斑点病 | ダコニール1000 ストロビーフロアブル | ||||||||
害虫 | 適用薬剤 | 殺虫剤ページへ | |||||||
ハダニ類 | モレスタン水和剤 アファーム乳剤 | ||||||||
タバココナジラミ | |||||||||
オンシツコナジラミ | |||||||||
ハスモンヨトウ | アファーム乳剤 アタブロン乳剤 | ||||||||
ヨトウムシ | トアローCT アファーム乳剤 エスマルクDF | ||||||||
コナガ | アファーム乳剤 トアローCT エスマルクDF | ||||||||
アオムシ | アファーム乳剤 トアローCT エスマルクDF | ||||||||
オオタバコガ | エスマルクDF | ||||||||
タマナギンウワバ | |||||||||
アブラムシ類 | アルバリン顆粒 | ||||||||
ネグサレセンチュウ | |||||||||
ネコブセンチュウ | |||||||||
アザミウマ類(花穂) | アファーム乳剤 | ||||||||
ミナミキイロアザミウマ | |||||||||
ミカンキイロアザミウマ | |||||||||
ハイマダラノメイガ | |||||||||
ハモグリバエ類 | |||||||||
ナメクジ カタツムリ類 | |||||||||
コガネムシ類幼虫 | |||||||||
ネキリムシ | |||||||||
ケラ ネキリムシ類 | |||||||||
キスジノミハムシ | |||||||||
カブラハバチ |
ベニフキノメイガ゙
ベニフクノメイガ
ベニフキノメイガ?蛹
ハスモンヨトウ
ハスモンヨトウ
オンブバッタ
スジモンヒトリ
マメコガネ
葉枯病 (糸状菌)とハダニ被害
4/18
5/17
6/6
6/20
7/19
9/21
10/2
10/3
10/2
10/4
2006年栽培
4月18日
種まき
5月17日
発芽育苗
6月6日
収穫
6月20日 7月19日
生育中
9月21日
出穂
10月2日
青、赤しそ収穫
10月3日
赤しそシソジュース
10月4日
しそ実収穫