3月7日
ポットに種まき トンネル内育苗
3月26日
発芽率がよかった
3月29日
定植 トンネル内育成
4月28日
マルチングする トンネルは取り除く
5月14日
生育中
5月26日
雄花出穂
6月5日
雌花受粉中
6月23日
収穫
2008年栽培
6/23
6/5
5/26
5/14
4/28
3/29
3/26
3/7
作物名 | とうもろこし | ||||||||
科 族 目 | いね科とうもろこし族 | ||||||||
原産地方 | 南アメリカ | ||||||||
作物特性 | Calが高くK、Mg、P、Fe、Zn、CuのミネラルとビタミンB、アナイシン、葉酸群、E、食物繊維が摂取できる食品 | ||||||||
栽培特性 | カリウムはナトリウムを対外に排出する効果のあるところからそれに伴う血圧の低下など生活習慣病予防に寄与 | ||||||||
マグネシウムは造骨に必要とされ、又自律神経の安定に寄与し各種生活習慣病を予防する | |||||||||
鉄は赤血球を構成するヘモクロビンの成分で体内に酸素を供給する重要な働きがあり不足すると貧血症になる | |||||||||
リンはカルシウムと共に骨を構成する重要な要素ですがそれらのバランスが重要だといわれています | |||||||||
とうもろこしは非バランスの食品(Ca:P=1:30) | |||||||||
亜鉛は味覚をつかさどり、代謝を活性化する重要な要素で、肌の美容にも好影響があるといわれている | |||||||||
銅は赤血球を作るのに触媒としての作用があり、鉄とのバランスの取れた摂取が必要 | |||||||||
ビタミンB群、葉酸はブドウ糖、脂肪、タンパク質を効率よく熱に換えたり、細胞の増殖に重要な働きをしている | |||||||||
葉酸は造血作用に働いて健全な血液を作り出す | |||||||||
ビタミンEは抗酸化作用があり、活性酸素を押さえ老化や悪玉コレステロールによる血管障害など生活習慣病の予防 | |||||||||
畑作物には珍しいく連作できるので外の野菜栽培のリセット作物として重宝 | |||||||||
家庭菜園ではアワノメイガの防除が難しく特に防除適期の見定めができ難い | |||||||||
品種等 | |||||||||
生育土壌 | pH6.5〜7.5 水持ち良く通気性がある | ||||||||
播種時期 | 2月〜7月 (ハウス育苗) | ||||||||
植付時期 | 3月〜7月 (保温栽培) | ||||||||
発芽地温 | 25〜30℃ | ||||||||
生育温度 | 20〜30℃ | ||||||||
収穫時期 | 5月〜10月 | ||||||||
保存方法 | 保存しない 調理後冷凍保存 | ||||||||
とうもろこし | 単位は上段を除き100g当りmg(mg/100g) | 日本食品標準成分表より | |||||||
構成物質 | 熱量(Cal) | 水分g | タンパク質g | 脂質g | 炭水化物g | 灰分g | |||
摂取目安 | 2500 | 60 | 70 | 400 | |||||
生果実 | 92 | 77.1 | 3.6 | 1.7 | 16.8 | 0.8 | |||
ゆで果実 | 99 | 75.4 | 3.5 | 1.7 | 16.6 | 0.8 | |||
無機質 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | マグネシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 | 銅 | マンガン |
摂取目安 | 4000≧ | 2500 | 1000 | 350 | 1000 | 10 | 10 | 1 | 4 |
生果実 | 0 | 290 | 3 | 37 | 100 | 0.8 | 1 | 0.1 | 0.32 |
ゆで果実 | 0 | 290 | 5 | 38 | 100 | 0.8 | 1 | 0.1 | 0.32 |
ビタミン | A(カロテン) | A(レチノール) | B1 | B2 | ナイアシン | B6 | B12 | C | D |
摂取目安 | 0.7 | 1.5 | 1.5 | 15 | 1.5 | 0.0024 | 100 | 0.005 | |
生果実 | 0.053 | 0.004 | 0.15 | 0.1 | 2.3 | 0.14 | 0 | 8 | 0 |
ゆで果実 | 0.049 | 0.004 | 0.12 | 0.1 | 2.2 | 0.12 | 0 | 6 | 0 |
ビタミン | E | K | 葉酸 | パントテン酸 | |||||
摂取目安 | 10 | 0.07 | 0.25 | 7 | |||||
生果実 | 1.3 | 0.001 | 0.095 | 0.58 | |||||
ゆで果実 | 1.2 | 0 | 0.086 | 0.51 | |||||
脂肪酸 | 飽和 | 1価不飽和 | 多価不飽和 | コレステロール | |||||
摂取目安 | 750≧ | ||||||||
生果実 | 260 | 490 | 540 | 0 | |||||
ゆで果実 | 260 | 490 | 540 | 0 | |||||
食物繊維 | 水溶性 | 不溶性 | 繊維合計 | 食塩相当 | 硝酸窒素 | ||||
摂取目安 | 25000 | 10(g)≧ | |||||||
生果実 | 300 | 2700 | 3000 | 0 | 0 | ||||
ゆで果実 | 300 | 2800 | 3100 | 0 | 0 | ||||
摂取目安 : 普通活動成人男子の目安 (女子、少年、活動状態により加減) | |||||||||
病気 | 適用薬剤 殺菌剤ページへ | ||||||||
土壌障害 | 土壌消毒(クロルピクリン) 輪作 種消毒 地下水位を下げる | ||||||||
灰色かび病 | |||||||||
斑点細菌病 | Zボルドー水和剤 | ||||||||
菌核病 | |||||||||
疫病 | |||||||||
炭疽病 | |||||||||
軟腐病 | Zボルドー水和剤 | ||||||||
褐斑細菌病 | Zボルドー水和剤 | ||||||||
黒星病 | |||||||||
うどんこ病 | カリグリーン | ||||||||
べと病 | Zボルドー水和剤 | ||||||||
褐斑病 | |||||||||
つる枯病 | |||||||||
さび病 | カリグリーン | ||||||||
黒腐病 | Zボルドー水和剤 | ||||||||
果実陥没病 | |||||||||
果実汚斑細菌病 | |||||||||
白斑病 | |||||||||
フザリウム立枯病 | |||||||||
萎黄病 | |||||||||
黒斑病 | |||||||||
じゃのめ病 | |||||||||
芽枯病 | |||||||||
すす紋病 | トリフミン水和剤 | ||||||||
害虫 | 適用薬剤 殺虫剤ページへ | ||||||||
ハダニ類 | |||||||||
タバココナジラミ | |||||||||
オンシツコナジラミ | |||||||||
ハスモンヨトウ | |||||||||
ヨトウムシ | トアローCT エスマルクDF アファーム乳剤 スミチオン乳剤 ダイアジノン粒剤 パダン粒剤 デナポン粒剤 | ||||||||
コナガ | トアローCT エスマルクDF | ||||||||
アオムシ | トアローCT エスマルクDF | ||||||||
オオタバコガ | エスマルクDF アファーム乳剤 | ||||||||
アブラムシ類 | アドマイヤー顆粒水和剤 モスピラン水溶剤 | ||||||||
ネグサレセンチュウ | |||||||||
ネコブセンチュウ | |||||||||
アザミウマ類 | |||||||||
ミナミキイロアザミウマ | |||||||||
ミカンキイロアザミウマ | |||||||||
タネバエ | |||||||||
ハモグリバエ類 | |||||||||
ナメクジ カタツムリ類 | ナメキット | ||||||||
コガネムシ類幼虫 | |||||||||
スジブトホコリダニ | |||||||||
ケラ ネキリムシ類 | ダイアジノン粒剤 | ||||||||
ウリノメイガ | |||||||||
ウリハムシ | |||||||||
アワノメイガ | ダイアジノン粒剤 エスマルクDF スミチオン乳剤 カルホス乳剤 アファーム乳剤 デナポン粒剤 パダン粒剤 |
葉枯病 (糸状菌) 初期の小斑点
高温と日光を好む比較的育てやすい野菜です。但し、最近のスイート系とうもろこしは害虫も好むらしく間違いなく食害に悩まされます。その中で3月播種、6月収穫の作型は害虫の被害は他と比べて少ないと思います。
品種の多い中で、種の品質を求める時は同品質の雄花の花粉が付くことが必要になります。他の品質の雄花の花粉が雌花に付くとか雄花の性質が果実に現れて(キセニア現象)目的がかないません。花粉は風に乗って雌花に付くので複数列で栽培しその確率を高めます。家庭菜園では隣り合わせで栽培することも珍しくありませんので周囲の種を確かめる事も必要です。其れが判らない時はなるべく距離を置くか、時期をずらして栽培します。
種まきは直まきよりも育苗、定植栽培のほうが育てやすく、特に早期収穫する作型ではこれに限ります。小形トンネル内に定植し、5月中旬頃に露天栽培に切り替えます。マルチをすると生育がよいと思いますので出きるだけ土と密着するように被覆します。
スイート系種の説明書には果実は1本採りにし(最上部又は生育が1番良)、脇芽を切り取らない無除芽栽培が多く見られます。1あるいは複数の若果実は花穂が出てきた頃取り除いてヤングコーンとして利用できます。
栽培場所のゆとりがある時は種まきの時期をずらすことで3回以上の栽培が可能で試す価値があります。肥料の吸収力が強いので圃場を次期作物の標準施肥とすることができますので、その状態の面積が増える事になります。
家庭菜園で多くの栽培者が悩むのは害虫対策です。とくに雄花に入り込むアワノメイガや雌穂に入り込むハスモンヨトウ、アワノメイガが大敵です。大半の収穫物がこれらにより食害に遭い、雌穂の半分を切り取ってようやく食べることが出来る有様です。菜園農場が特別害虫天国とは思えないのですが、良い対策を模索中です。
アワノメイガ 雄花の若齢幼虫群
茎芯に侵入された雄花の枯れ
芯の食害痕
果実の食害
アワノメイガさなぎ