ズッキーニ

作物名 ズッキーニ
科 族 目 うり科かぼちゃ族
原産地方 北、中央アメリカ
作物特性 カリウム、マグネシウム、ビタミンA、B群、C、E、K、葉酸が多く含まれ栄養価の高い食品
栽培特性 カリウムはナトリウムを対外に排出する効果のあるところからそれに伴う血圧の低下など生活習慣病予防に寄与
マグネシウムは造骨に必要とされ、又自律神経の安定に寄与し各種生活習慣病を予防する
ビタミンAは視神経を活発化するとともに美肌にも効果があるといわれている
ビタミンB群、葉酸はブドウ糖、脂肪、タンパク質を効率よく熱に換えたり、細胞の増殖に重要な働きをしている
ビタミンCは抗酸化作用があり活性酸素の増加を防ぎ抗癌作用があるといわれている
ビタミンEは抗酸化作用があり、活性酸素を押さえ老化や悪玉コレステロールによる血管障害など生活習慣病の予防
ビタミンKは血小板の働きを助けたり造骨作用を活性化し、骨粗しょう症の改善や予防の働きがある
葉酸は造血作用に働いて健全な血液を作り出す
きゅうりに似たカボチャの仲間で茎は太いが自立性は無く支柱で支えてやる必要がある
支柱の誘引には茎の折れや茎の締め付けに注意して茎に接する面積が大きくなるようにする
収穫が遅れると先端の花部や果元部からの腐敗し易いので早めの収穫を心がける
株間は1m以上とらないと過繁殖になり病害虫が多くなる
味に特徴が無く、料理方法により用途は広くなる
品種等 オーラム ダイナー
生育土壌 pH7〜7.5 水持ち良く通気性がある
播種時期 4月〜5月
植付時期 5月〜6月
発芽地温 20℃
生育温度 20〜25℃
収穫時期 7月〜9月
保存方法 きゅうりと同じ
ズッキーニ 単位は上段を除き100g当りmg(mg/100g) 日本食品標準成分表より
構成物質 熱量(Cal) 水分g タンパク質g 脂質g 炭水化物g 灰分g
摂取目安 2500 60 70 400
生・果実 14 94.9 1.3 0.1 2.8 0.8
ゆで・果実
無機質 ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン 亜鉛 マンガン
摂取目安 4000≧ 2500 1000 350 1000 10 10 1 4
生・果実 1 320 24 25 37 0.5 0.4 0.07 0.15
ゆで・果実
ビタミン A(カロテン) A(レチノール) B1 B2 ナイアシン B6 B12 C D
摂取目安 0.7 1.5 1.5 15 1.5 0.0024 100 0.005
生・果実 0.32 0.027 0.05 0.05 0.4 0.09 0 20 0
ゆで・果実
ビタミン E K 葉酸 パントテン酸
摂取目安 10 0.07 0.25 7
生・果実 0.8 0.035 0.036 0.22
ゆで・果実
脂肪酸 飽和 1価不飽和 多価不飽和 コレステロール
摂取目安 750≧
生・果実 - - - 0
ゆで・果実
食物繊維 水溶性 不溶性 繊維合計 食塩相当 硝酸窒素
摂取目安 25000 10(g)≧
生・果実 200 1100 1300 0 100
ゆで・果実
摂取目安 : 普通活動成人男子の目安 (女子、少年、活動状態により加減)
病気 適用薬剤                            殺菌剤ページへ
土壌障害 土壌消毒(クロルピクリン) 輪作 種消毒 地下水位を下げる 
灰色かび病
斑点細菌病
菌核病
疫病
炭疽病
軟腐病
褐斑細菌病
黒星病
うどんこ病 モレスタン水和剤 トリフミン水和剤 トップジンM水和剤 ダコニール1000
べと病
褐斑病
つる枯病
さび病
黒腐病
果実陥没病
果実汚斑細菌病
白斑病
フザリウム立枯病
萎黄病
黒斑病
じゃのめ病
芽枯病
害虫 適用薬剤                          殺虫剤ページへ
ハダニ類 マラソン乳剤 
タバココナジラミ
オンシツコナジラミ
ハスモンヨトウ
ヨトウムシ トアローCT エスマルクDF 
コナガ トアローCT エスマルクDF
アオムシ トアローCT エスマルクDF
オオタバコガ エスマルクDF
アブラムシ類 テディオン乳剤 アドマイヤーフロアブル 
ネグサレセンチュウ
ネコブセンチュウ ネマトリンエース
アザミウマ類 ベストガード
ミナミキイロアザミウマ
ミカンキイロアザミウマ
タネバエ
ハモグリバエ類
ナメクジ カタツムリ類
コガネムシ類幼虫 ダイアジノン粒剤
スジブトホコリダニ
ケラ ネキリムシ類 ダイアジノン粒剤
ウリノメイガ
ウリハムシ

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6/21 稲わらマルチ 梅雨を迎え

7/6 着果

7/6 着果

7/29 圃場

7/29 収穫

7/20 頂芽

7/20 圃場3株

7/20 収穫

8/11 圃場

8/15 圃場

9/9 台風の強風頂芽損傷

9/9 折れた頂芽




栽培終了

8/28 圃場

8/11 収穫

8/28 茎誘引




病気写真

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ヤスデ (土壌益虫)

疫病 (糸状菌)

べと病 (糸状菌)

以下の表や記述は現在専門的に見て正しいとは限りませんので 参考までに留めてください

5/3 播種

5/13 双葉展開

6/12 定植



栽培とメモ帳
  


かぼちゃの種類の内のへぼかぼちゃに分類される種で開花後5日程度の若果実を食します。ちなみに他の種として日本かぼちゃ、西洋かぼちゃが栽培されています。ポットで播種、育苗すると容易に栽培できます。
果形には円筒型と球形型などがあり果色も黄色、濃緑色、緑色などがあるがどれも円筒型と同じく幼果を収穫する。
仲間のカボチャは蔓によって物に絡みつき自身の成長茎を支え安定を図っているがズッキーニは蔓を持たない上、ナスのように木質自立することができなく、トマトのように地面を這うように成長する。しかし栽培種はトマト栽培と同じく支柱を立てそれに沿うように紐などで固定する栽培方法をとっている。
また、ズッキーニはトマトより茎が弱く固定する間隔を狭くする必要があり、その葉も葉柄が長くその先の葉も大形で雨や風によって茎元から容易に折れるので注意するするとともに、その折れた切り口から細菌やカビにより腐食が始まり茎に達すると栽培を終える原因ともなるので収穫部位から三四枚残して晴天の適当な時に葉柄を人工的に切り取るようにする。
そのような栽培をするには株間を最低でも1mを確保することが必要になると同時に畝幅も葉の大きさに合わせて広くとることも必要となる。茎を固定する際に留意することは固定する紐などはなるべく茎に接する面積を大きくするようなものを使用して軟弱な茎に食い込むようなものを使用しないこと。
関東地方の栽培期間は四月から盛夏前くらいまででしたが、2019年は種まきを遅らせ盛夏を乗り越えての栽培を試みたが台風により栽培を終了することになった。
2020年はそれらを克服する栽培方法が試せたらと思う。

ズッキーニは特にウイルス病やうどん粉病に感染しやすく、また、茎葉の切り口からの腐敗病にも弱いので切り口を乾燥させるような茎葉の手入れが必要になり、特に梅雨時に注意します。腐敗病の原因となる病原菌は今のところわかりません。カビなのか細菌なのか?



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